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2007年5月25日 (金)

食糧自給率と飢餓作戦

http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200705241104?vos=nr25alsc0143002

「今後は、不足するのは金属素材だけではなさそうなのだ。例えば食糧。BRICs4カ国約26億人が、一気に先進国の食習慣になればどうなるか。穀物相場の高騰はすでに始まっている。原油高は一段落したが、上げ基調は相変わらず。鉄鋼メーカーもそうだが、金属などの原料や穀物を扱う企業は、商社はじめ軒並み業績好調なのだ。ニュースの陰に実はBRICsあり。意識して見ておきたい。」

国連食糧農業機関(FAO)は、世界の人口が2006年の65億人から50年には1・4倍の90億人を超え、穀物需要が大幅に増加すると見込んでいます。日本の農業白書でも、農産物の生産は、水資源の不足や地球温暖化の影響のほか、ガソリンの代替燃料として需要が増しているバイオエタノールの原料となるトウモロコシなどの需要増などで、深刻な影響を受ける可能性があると指摘しています。

現在の国内の耕地面積は491万ヘクタール。日本が食料輸入のために、海外に依存している作付面積は1200万ヘクタール。その大半は船舶によって日本へ運ばれて来ます。しかし、それを自覚してる国民がどれくらいいるでしょうか。

http://www.osaka-daika.co.jp/free/fe1411.htm

皆さんは「飢餓作戦 (オペレーション・スターべーション)」というのをご存じでしょうか?1945年3月から8月までの約5カ月間に、米軍が航空機(爆撃機)により実施した作戦で、

 ①日本への原材料および食糧の輸入の阻止

 ②日本軍隊への補給および移動の阻止

 ③日本内海の海運の崩壊

という目的のために、機雷1万個を日本の主要湾岸に投下しました。特に関門海峡周辺は中国や朝鮮との海路輸送の戦略的要衝であるため、全国に投下された1万個の機雷の内で約半数の4696個 (日本側調査)が投下されています。この効果は絶大でした。1945年3月に下関海峡を通過した船舶は月間約7万トンあったものが、封鎖の完了した5月には約7500トンと約十分の一に激減してしまいます。機雷に触れて沈没や被害を受ける船が激増すると船舶の運航が鈍くなるのも当然ですし、この頃の日本には新たな船を造ることも出来ない事情もありました。また米軍の投下した機雷は最新式で、当時の日本海軍の機雷掃海技術では撤去も困難だったため(掃海艇などの新造も出来ないという事情も重なった)、この作戦が進むことは、食料や石炭などの燃料を大陸から輸入することで辛うじて国民を養ってきた日本は、近い将来、完全に命脈を立たれる事が嫌でも予想できました。

これは歴史的な事実ですし、戦後に日本が海上自衛隊を整備する契機となったのも、1万個の機雷を取り除いて航路の安全を啓開する必要性が急務だったからです。そして完全に機雷の啓開を終わらせるのに約30年の時間を要したことも書き添えておきます。

過去にこういう事件があったのにも関わらず食糧自給率が先進国中で最低の日本。相変わらず食料や燃料など国を支える物資を輸入に頼っているのですが、将来に多様な海上封鎖に有った場合に、それを独力ではね除ける海軍力はこの国にはありません。

平和運動やら護憲運動やら、理想が有ってやってるのかも知れませんが、自分が飢え死にしても平和憲法が大事なら、お願いなので私達を巻き込まないで下さいね。

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