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2007年5月19日 (土)

『テロ対策特別措置法』再延長の裏で

5月1日で期限切れとなった『テロ対策特別措置法』の再延長が先月末に決まりました。

インド洋で給油支援活動を行っている海上自衛隊の派遣期間は、また半年間延長されることになりました。

2001年(H13年)から続く海外派遣任務に関しては、海自(インド洋後方支援派遣部隊)も空自(イラク復興支援派遣輸送航空隊)も正直いってもう限界に来ています。何が限界かと言えば、自衛隊の本来任務とは別枠で課せられたこの任務が、予想外に長期化したことで、自衛隊が本来の任務とする有事での戦時態勢を維持できないからです。

これは、とりもなおさず、自衛隊という組織に対して、装備面では戦時を想定せずに、ギリギリの装備や人員しか必要ないというミスリードを続けてきた政治の歪みが課してきたために発生している事態です。

海自に関して、もう少し詳しくいうと、補給を担当する船(補給艦)は防衛大綱で定数4隻と定められています。この4隻しかない補給艦を3ヶ月毎にインド洋に派遣するローテーションを繰り返してきたために、どの補給艦を何度も何度もインド洋に繰り返し派遣されてきました。

その為に補給艦の乗員は最低1年に1度は3ヶ月の長期航海に出ている状況が続いています。また4個ある護衛隊群(8隻の護衛艦の部隊)に対して1隻の補給艦が必要として整備されている訳ですから、もしも日本海で緊張する事態が発生したら、長期の行動が破綻するのは目に見えています。

しかも国民の大半はこの姿を知らずにいますし、マスコミもあまり関心を持って、この苦境を取り上げて訴えようとしていません。一朝有事になって、慌てる前に、補給艦の定数を見直してみるべきじゃないでしょうか。最低でもあと2隻は増やす必要があると個人的には思います。また補給艦の乗員などに関しても、艦齢の古い補給艦2隻は自衛艦籍から一旦抜いて、予備艦扱いにした上で、防衛共済会あたりに特殊法人を作って、予備役登録をした退役海自自衛官による運用を検討してみるべきだと思います。

(補給艦とは)

http://www.kojii.net/opinion/col040705.html


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