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2007年6月30日 (土)

由々しき事態にお気づきですか?

緒方重威元公安調査庁長官が詐欺容疑で逮捕されました。

逮捕は予想していました。何故なら緒方容疑者の経歴を検察は「元公安調査庁長官」で押してきましたから。こんな不思議な話はありません。緒方氏の経歴の一部を下に書き出してみます。

# 1991年12月12日 最高検察庁公安部長

# 1993年7月2日  公安調査庁長官

# 1995年7月31日 仙台高等検察庁検事長

# 1996年6月3日 広島高等検察庁検事長

# 1997年6月3日 定年退官

検察官の世界では、公安調査庁長官よりも高等検察庁検事長の方が地位は上です。長官と聞くと世間的には地位が高いと誤解します。それを検察上層部はわざと誘導してるんです。

どうしてそんなことをしてるのか、その理由を説明します。検察庁法に基づく職階制上の官名としては、「検事総長」、「次長検事」、「検事長」、「検事」、「副検事」の五階級があります。

検事長は上から三番目。

しかし、そんなイメージとは違い、官職としては高い地位なのです。「認証官」といって、官職への任免(任命と免官)をするに当たって天皇による認証が必要とされている官吏です。だからどうしたと思われる方も多いとは思いますが、キャリア官僚が目指すのは、まさにこの認証官クラスへの昇進です。

検事は検察庁というお役所のキャリアだというのを皆さんお忘れではないですか。

「検事総長」:最高検察庁の検事長名(国務大臣級待遇)

「次長検事」:最高検察庁のNO2(大臣政務官級待遇)

「検事長」:全国に8個しかない高等検察庁のトップ(準副大臣・大臣政務官級待遇])

緒方容疑者はこの検事長を公安調査庁長官のあとで2回務めた人物です。そんな検察の威信を背負った人物が、こともあろうに朝鮮総連の財産隠しとも取られかねない仕事に手を染め、逮捕されるのは確実だとしたら、検察官というイメージを出来るだけ隠してしまいたい・・・そんな判断が高いところで下されたのは確かなようです。

普通官僚は最終官位や官職が肩書きとして付くものです。元総理が逮捕されたのに「元厚生大臣」なんて書きますか、書きません。マスコミも普通はそう書きません。

日本の検察も警察同様に自ら組織を糺せない官僚機構に成り下がってるのがよく判ります。これで司法の公正は保てると言えるのでしょうか。

実はこのニュースは由々しき事態を孕んでいる気がします。


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