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2007年6月 9日 (土)

ダブルスタンダードの国では当然か

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20070609k0000m030126000c.html

「中国四川省の夕刊紙・成都晩報で今月4日、民主化運動が武力鎮圧された89年の天安門事件の遺族に敬意を表する一行広告が掲載された。これを理由に、成都晩報の編集長と広告局の責任者の2人が更迭されたと、香港英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が8日、報じた。」

中国の憲法にも「言論の自由」がちゃんと謳われているのをご存じですか?

[中華人民共和国憲法第二章 公民の基本的な権利と義務]

 「第三十五条 中華人民共和国公民は、言論、出版、結社、集会、行進、を行う権利と自由を享有する。」

http://www.geocities.jp/ps_dictionary/c/xianfa.htm

しかし、この記事のように「言論の自由」は名目だけのもので、実際には自由はありません。これが共産党一党独裁の政治支配の現実ということなんですが、中国が海外から資本導入を進め、また海外へ経済的進出を深めれば深めるほど、こうした二律背反が中国の姿を歪めていくのは確かです。

例えば、こんな記事が以前ありました。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/55540/

「中国政府系シンクタンク、中国社会科学院がこのほど出版した「中国人材発展報告」(社会科学文献出版社)によると、改革開放政策が始まった1978年以降に出国した留学生のうち7割以上が帰国しておらず、「頭脳流出」が深刻になっていることが明らかになった。中国の今後の発展と安定に脅威になると研究者は指摘している。同報告によると、海外に留学したのは昨年までに106万人。しかし、帰国したのは27万5000人と3割にも満たなかった。帰国した者の多くは「近く定年退職する者」や「人文科学系」らの学生で、「科学技術系」の学生は帰国率が低いのが特徴。海外にとどまっている79万人のうち、20万人余りが現地で就職したり、永住許可や外国籍を取得している。同報告では、「人材流出の原因」として、収入や生活状況、子供の教育環境、民主的政策-などを指摘。このままでは「中国の経済・社会発展に悪い影響を与える」と危機感をのぞかせている。今後、帰国者の起業支援や収入面での優遇政策の実施などによって、2010年までに新たに15万人から20万人の留学生を帰国させたいとしている。」

国の頭脳とも云うべき研究者達が留学先から戻りたがらないというのですが、その割合は何と留学生全体の7割にも上るというのですから驚きです。しかもその理由を分析して、「収入や生活状況、子供の教育環境、民主的政策」と云うのですから、自らもよく判ってる訳です。

1999年7月に共産党と国務院が、宗教団体『法輪功』を非合法化し、激しい官製キャンペーンを展開して以来、弾圧されてることを見ても、中国には信教の自由は無いように思えるのですが憲法ではちゃんと保障されている権利なんです。

「第三十六条  中華人民共和国公民は信教の自由を有する。」

『二枚舌の国』(ダブルスタンダードの国)が中国の本質であるというのをお忘れなく。

・・・こんな国でオリンピックをして大丈夫なんだろうか。


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