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2008年11月17日 (月)

同じ名前の神社が 全国各地にあるのはなぜ?

http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/1112008111309?vos=nr25mn0000001

「街をブラブラ歩いていると氷川神社を見つけた…でもアレ?氷川神社ってほかの街にもあったような。同じ名前の神社って、いくつもあるものなんですか?はい。氷川神社は、埼玉にある総本社をはじめ、全国に約300社あります。祀っている神様が同じなので、神社の名前も同じなんですね。氷川神社で祀っているのは、おもに「スサノオノミコト」だそう。ちなみに全国で一番数が多いのは八幡神社で、こちらで祀られているのは八幡神。そういえば八幡様もたくさんありますね。」

うーん、判ったような判らん様な説明ですね。有り体に云えば、人間の移動に伴い、元居た土地の祭神を、移動先に持って行ったというのが正しいと思 います。また遠隔地にあって、霊験の高い神様を、自分達の町にも是非欲しいという地域の願いから、分社という形で持ってきたから、全国にあるのだともいえる と思いますけれど。

例に出ている「八幡神社」の総本社は九州の宇佐八幡宮(正式には宇佐神宮)です。ここは今でも気軽に行けない所です。ついでに書いておきますと、宇佐神宮の神官に辛島勝という人がいました。この辛島氏は、今も大分県宇佐市に地名が残っていますが、「サイレント・ イブ」のヒットで知られる歌手辛島美登里の父方は、大分のこの地の出身だそうです。

「氷川神社」に関して云えば、総本社は埼玉県さいたま市大宮にある大宮氷川神社です。氷川神社の規模の大きさ を示す言葉「大宮」が頭に付いてるのは、これが後に地名となったからです。それだけ他に沢山の氷川神社が出来たからとも云えます。さいたま市の玄関大宮駅 も、さいたまという地名よりも大宮という地名が先にあったから名付けられているのでしょう。こんな風に日本全国にある「大宮」や「一宮」、「二宮」、「三 宮」という地名は、その地に地域で一番社格の高い神社があって、そういう名前で人々に呼ばれたからなのですが、昔は各國(地方)ごとに一宮、二宮、三宮ま では決まっていたことの名残でもあります。

氷川神社の祭神は、「須佐之男命(スサノオノミコト)」、「大己貴命(オオクニヌシノミコト)」、「奇稲田姫命(クシナダヒメ)」です。

古事記によれば、イザナギとイザナミの間に産まれたスサノオノミコトは粗暴な振る舞いをしたため地上に追放され、出雲の地に降り立ちます。そこで ヤマタノオロチを退治することを条件に嫁に迎え入れたのがクシナダヒメ。二人の間に生まれたのがオオクニヌシノミコトという関係ですので、親子を祀るとい う形にされています。

しかし、実際には、スサノオノミコトは大和朝廷の象徴で、出雲王朝を侵略し、王族の娘クシナダヒメを妻に迎えて、生まれたのがオオクニヌシノミコ トという風に考えた方が判りやすいでしょう。出雲王朝は出雲族となり、日本の東の地へ幾つかに分けられて入植させられるのですが、武蔵の国もまたそのひと つであったのでしょう。武蔵國造は出雲族であったと云われていますし。「氷川」という神社の名前も出雲の「簸川(ひかわ)」という土地名に由来すると言わ れていますので、出雲の「簸川」付近に元々住んでいた出雲系の豪族が武蔵国へやってきたという証なのかも知れませんね。

スサノオノミコトを祭神にした有名な神社としては誰もが知っている京都の八坂神社があります。今の京都は昔は 山城国と云ったのですが、平安京が遷都されるまでは、秦氏と賀茂氏が治める渡来人系の國でした。八坂神社も元々は牛頭天王を祭神にしていました。牛頭天王 は朝鮮の新羅で崇められていた祭神です。後々、大和朝廷の末裔が朝廷を開くにあたり、この牛頭天王とスサノオノミコト同じ神にしてしまい(これを習合とい います)、未だに続いているのですが、京都でもお年寄りなどは八坂神社のことを「祇園さん」と云います。祇園神とは牛頭天王の事です。京都三大祭りの「祇 園祭」は八坂神社のお祭りなのも、そういう謂われがあるからなのですよ。

ところで、クシナダヒメは「櫛名田比売」とも表記されるのですが、これは彼女の愛用していた髪飾りが「櫛」であったことに由来するという説があります。全国にある櫛田神社は祭神にクシナダヒメを祀るのですが「櫛+田」であることなどから、農業に欠かせない水を得るための雨乞いをしていた巫女の象徴神がクシナダヒメではないのかとも推測できる気がします。

福岡市にある博多山笠祭りで有名な櫛田神社には、そのクシナダヒメが祭神に見当たらず、祭神はスサノオノミコトや姉のアマテラスなのですが、恐らく何かの理由でクシナダヒメを祭神から外したのでしょう。

韓国では、このクシナダヒメは朝鮮古代王朝の王女で、それを日本から来たスサノオノミコトが連れさってしまったとい伝説になってるそうです。この 説で行くと天皇家にも朝鮮王朝の血が流れてるという(実際流れてる説はありますけど)話になるので、お得意のウリジナルなのでしょう。

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