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2008年11月 8日 (土)

ミッシェル・オバマ(Michelle LaVaughn Obama)の基礎知識

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-34771820081106

「ミシェル夫人はシカゴのサウスサイドにある中低所得者層が多く住む地域で育ち、公立の学校に通った。水道局職員だった父親について語ることが多く、その 価値観は両親によって養われたという。奨学金を得て東部のエリート校であるプリントン大学やハーバード大学ロースクールで学んだ後は、法律事務所やシカゴ 市長のオフィスで働いた。ミシェル夫人の最近の仕事はシカゴ大学病院副院長で、その収入はオバマ氏を上回っていた。夫妻は、オバマ氏の書籍2冊の印税収入 などで現在は経済的に恵まれているが、夫人は両親から学んだ価値を強調する。ミシェル夫人は「愛情と安心感のある、自分のために犠牲になってくれる人たち がいるような家庭で育ったなら、お返しをする義務がある。だから地域活動は私の人生にとって大きな意味がある」と話す。」

Michelle_obama

ファーストレディーになるミッシェル・オバマ(Michelle LaVaughn Obama)は、ロースクール(法科大学院)卒の弁護士で、夫よりも収入がある・・・、あれ?何処かで聞いたような気が。

オバマ氏と民主党の大統領候補指名を争ったヒラリー・クリントンと全く同じじゃないですか。違うのはヒラリーがイェール大学ロースクールの出身 で、ノートン・ローズ法律事務所という超有名弁護士事務所の幹部であったというキャリアくらい。まあ、このハイソー(死語)なイメージが彼女を嫌う人には こき下ろす良いネタになってるんですけどね。

Obamas_and_bidens

さて、キャリアの方ではミッシェル夫人もヒラリーには負けてはいないんですよ。彼女はプリンストン大学からハーバード大学ロースクールというバリ バリのエリートコース。日本風に云えば昭和39年生まれですから、黒人女性がアイビーリーグに入るのにさして抵抗のない時代に生まれたことが幸いだったと もいえますね。しかも彼女はシカゴの公立高校(Whitney M. Young Magnet High Schoo)からの進学生。その上クラスメイトが、民主党の1988年大統領予備選で、初の黒人大統領候補として戦い、惜しくも次点に泣いた米黒人運動指 導者のジェシー・ジャクソン(Jesse Jackson)の息子ジェシー・ジャクソン・ジュニア下院議員というのは何か運命を感じさせる話です。まあ、お父さんのジャクソン氏はオバマ陣営の選挙 戦で足を引っ張る場面があったりしたんですが、勝利宣言の会場には招かれていて彼の泣き顔が中継で写されていたのは、単に黒人政治家同士以上の逸話があっ たということです。

Obama_at_american_university_2

しかもこういう偶然は彼女だけじゃありません。オバマ次期大統領もディック・チェイニー現副大統領と縁戚(8親等)であることが明らかになっています。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-28377220071017

オバマ氏との初デートが、1989年にスパイク・リーが監督・制作・脚本・主演をして公開された『ドゥ・ザ・ライト・シング』(英語:Do the right thing)というブルックリンを舞台に人種差別と対立を扱った問題作というんですから、さすがです。

現在のミッシェル・オバマ氏のお仕事は「シカゴ大学病院副院長」。何で弁護士が大学病院の副院長?調べてみると、その役職名は正式には「vice president for community and external affairs at the University of Chicago Hospitals」。要するに渉外・広報担当の副院長さんということのようです。

http://www.uchospitals.edu/news/2005/20050509-obama.html

彼女が記事の中で「政権で直接的に政策にかかわることはなさそうだ。最近の雑誌のインタビューでは、娘のマリアちゃん(10)とサーシャちゃん (7)の話題に触れ、「正直に言って、私の一番の仕事は『母親司令官』であり続けること」と語っている。」というのも、黒人女性初のファーストレディーと いう前例のない立場。ヒラリーと同じやり手の女性弁護士というイメージ。こうした事への世間の目を意識して、まずは反感を買わないように一歩引いていくイ メージを打ち出してるという風に思えるのは私だけでしょうか?

Barack_michelle

大統領夫人は何かとマスコミに注目される存在です。まして若い大統領夫人ともなれば、そのファッションや言動にマスコミは讃えもすれば叩きもする。もちろんそんな事でめげるような、そんな柔な女性ではないのは弁護士としてのキャリアが物語ります。

ミシェル夫人は記事の中で「愛情と安心感のある、自分のために犠牲になってくれる人たちがいるような家庭で育ったなら、お返しをする義務がある。だから地域活動は私の人生にとって大きな意味がある」と云っていますが、民主党は元々リベラルな気風のある政党です。

夫のオバマ氏が医療保険制度や年金制度の見直しや改革、石油への依存度からの脱却を必要な問題として挙げ、グローバル資本主義には懐疑的であっ て、新自由主義経済政策の象徴であるNAFTAに反対し、国内労働者の保護を訴えるモンロー主義的な思想の持ち主と見られていますから、ある意味で夫の フォローを上手くしているとも云えますね。

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私にはジョン・フィッツジェラルド・ケネディが説きそうな言葉にも聞こえますけど。ミッシェル・オバマもT.H.ホワイトの『The Making of the President 1960』は読んでますね、きっと。 

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