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2008年11月28日 (金)

テロの時代

http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=USTRE4AP75S20081127&channelName=topNews#a=1

「インドの金融中心地であるムンバイで26日夜、観光客を狙ったとみられる銃撃などによる攻撃で、少なくとも80人が死亡した。日本の外務省によると、同 事件で日本人1人が死亡、1人が負傷した。地元テレビ局によると、欧米の観光客らは2つの高級ホテルで人質に取られており、軍隊がホテルの1つに突入した。」

ムンバイってどこやねんと思われてる、其処の貴方!
エッって、貴方のことですよ。
「ムンバイ」=「ボンベイ」なんです。
ああピナツボ火山が噴火して一夜にして壊滅した都市のあるところ・・・。
って、貴方それは「ポンペイ」でしょう。
それにピナツボ火山はフィリピンだし。
それを言うならベズビオ火山が正解なんです。

という関西風のネタは置いておいて、9.11以降、世界中のどの都市でも、こうしたテロに出会す可能性はあるんです。そして日本人は人質にされる可能性の高い国民のひとつであると言うことを自覚しておかないといけません。

何故か?

もしもイスラエル人を人質にした場合だと、イスラエル政府は人質救出のためあらゆる手段を検討し、条件が整えば特殊部隊を送り込んで人質を助け出 すことも厭いません。それが不可能で身代金を払うことになったとしても、人質解放後は、あの諜報機関モサドが犯人を特定し、追跡してひとりづつ暗殺してい きます。イスラエル人を人質にしてもリスクが多くて大変なんです。

じゃ、アメリカ人なら。こちらはテロリストとは交渉しない原則を貫きますし、やはりインド政府を軍事力で恫喝してでも救出には特殊部隊の投入を行う可能性が高いです。インド洋に空母を急派して、其所から特殊部隊が出てくる事も可能なので、相手にすると厄介です。

でも日本は、国外で自国民が人質になっても救出する術がありません。北朝鮮に拉致された自国民の情報を警察が掴みながら、それを無視してきたよう な政治態勢の国ですし。特殊部隊はありますが、海外での作戦を行う法律がありません。それに輸送する術も、待機させる場所もありません。インド政府にそれ を認めさせる外交力もありません。犯人を人質解放後に追跡して逮捕する機関もありませんし、ましてや犯人を逮捕したり暗殺したりする力もありません。ある のはお金だけです。

しかも日本のマスコミは、人質の安全が第一だと言いますが、救出に強硬手段で出れば、それを憲法違反だとか、超法規的行動だとか、色々批判してく れます。逆にテロリストと交渉はしないという姿勢を貫いても自国民を見殺しにするのかと書き立てます。身代金を払ったら払ったでテロリストに屈するのかと注意する始末。

イラクでは誘拐された日本人青年が生きながら首を切断されて殺害されるという事件がありましたが、世論が激昂してイラクを爆撃しろなんていう意見 は出ても来ない国です。逆にこんな時期にイラクへ行くからと言われる始末。本人の不注意を責めることで不条理な出来事から逃避する国民性は「自虐的」とい うのですが、戦前に上海で日本人僧侶が殺害されたことを契機にして上海事変はおこり、日支双方が正規軍を投入して戦争状態になったりした反省を長年教育さ れたからだというのが自虐史観、陰謀史観という奴です。

ということで、こんな美味しい国民はいないのです。

じゃどうすればなのですが、発展途上国や政情が不安定な国、あるいは多宗教の国で宗教対立が起こっている国へ出掛ける際は、欧米系のホテルは避け る。爆発事故などを見掛けたら、地元の人が逃げていく方向を冷静に観察して同じように逃げ出す。観光地でも遺跡以外の宗教施設にはなるべく出掛けない。日中以外の外出はしない。日本人の長期旅行社がたまり場にしている安宿やその近辺のレストランなどで、現地に詳しい日本人から情報を聞き出して、安全な場所 を知る努力をする。長期滞在の場合は毎日に同じ時間に同じ場所を歩かないなど、色々と考えておかないといけません。

もしも人質にされたらですが、怒りの感情を抑えて、冷静になることが大切です。

金融不安は政情不安を呼び込みます。日本でもテロの時代が来ないとも云えないのですから、我が身は自分で守りましょう。

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コメント

 マスコミの論調が首尾一貫しないのは昔も今も変わらないですね。まぁ、マスコミの特性と言うよりも日本国民の持っている特質と言った方が正しいのかも知れません。

 その昔、同僚と「マスコミの人間が殺されるようなことが起きれば戦争も辞せずという論調になるに違いない」と言ったことがあります。その時に同僚が「それで勝てれば良いけれど、負ければ何で負けたんだと騒ぎ立てられる」と言って苦笑していたことを思い出します。

 まぁ、どの道言えるのは支離滅裂でも良いが論調がどちらかに傾いたままになるのが一番怖いと言うところでしょう。特に対外強硬論が台頭する時などが怖いですよ。

 それに一番近かったのが北朝鮮が拉致を認めたときのマスコミ論調はその一歩手前まで行くかと思いました。もっとも被害者がマスコミ関係者ではなかったのが不幸中の幸いでしたが。

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