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2010年9月13日 (月)

先の先を読めば

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「2010年9月10日、中華工商時報は「中国は2億台の自動車を『養える』のか」と題した記事を掲載した。特に喫緊の課題となっているのがエネルギー問 題。2009年の石油消費量は3億8800万トンに達した。石油の確認埋蔵量は約100億トンで、わずか25年間で中国の石油は掘り尽くされてしまう計算 だ。このまま進めば深刻なエネルギー危機が到来し、石油の大半を輸入に頼らざるを得なくなる。エネルギー供給を超える自動車産業の発展は、いわば人間が自動車の奴隷になるようなもの。自動車に人間が食い殺されることになりかねない。」

中国が主張する第一列島線を、記事にある中国の石油輸入ルートに重ね合わせて考えると、今問題になっている尖閣諸島の領有主張も成る程なぁーと思わざる得なくなりますね。

なにせ、台湾を押さえ、尖閣諸島を手中にしてしまい、沖縄から米軍が撤退してしまえば、中国のエネルギー輸入ルート(海路)を安定して確保出来ま すからね。確かにそうなるには課題が山積ですし、思い通りにはいかない部分があるのでしょうが、我々の常識とは違う、いわば力の論理で小さな部分を潰して いって、何時の間にか占有する手法を彼等は国際社会で通用すると思っています。

実際、例えばですが、尖閣諸島に中国の民間団体が勝手に上陸をしてしまい、それを逮捕しようと向かった海上保安庁の巡視船を中国海軍が包囲して威 嚇射撃をしましたという場合、そこへ海上自衛隊を派遣して、実力で巡視船を逮捕に向かわせるという決断は、結局戦争になる覚悟をしなければ出来ません。

Paracel_spratly_islands  (中国が実効支配する南沙諸島:フィリピン、マレーシア、ベトナムも領有権を主張)

尖閣諸島という無人島の領有権と、中国との戦争とを天秤に掛けて、判断を迫られると、私が総理なら尖閣諸島を切らざる得ないと思います。そもそも 領土問題で戦争をする法的な根拠が憲法にありませんから、或る意味戦争を決断することが無法だというのが日本政府のこれまでの好適見解ですからね。

日本人が真に民主主義の国民だったら、そういう政府の判断が出る前に、市民が非武装で1万人でも2万人でもいいから、多数の船を自腹でチャーター して尖閣諸島へ出向くことです。その非武装の日本人を中国海軍が殺戮したら、これは法的にも戦争は可能ですし、国際社会はそれを指示するでしょうから。そ して日本人の手で不法占拠者を追い出してやったら完璧ですけどね。

と・・・いうことは、同じ手を中国に使われたらもの凄く困ると言うことです。

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コメント

私軍(わたくしいくさ)または私戦(しせん)
歴史的に言えば所領の紛争を武力で解決するいわゆる自力救済の方法を示す言葉。
鎌倉幕府成立以前から存在する概念であるが、鎌倉幕府が積極的に禁止するまでは
朝廷がこれに介入することは無かった。
ヨーロッパにおいても似たような概念(フェーデ)があり、こちらは15世紀末に完全に禁止された。
日本では豊臣政権下での「惣無事令」の発布とその実行によってなくなることになった。

近代日本においては国交に関する罪(刑法第93条)で私戦予備及び私戦陰謀罪を定めている。
この条文は「外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備を行った者を三ヶ月以上五年以下の禁固刑に処す」とし、
自首した者はその刑を免ずることが規定されている。(必要的免除規定)
なお、この条文の適用については相互主義を採るか、または単独主義を採るか複数の見解が存在する上、旧刑法制定後から
一貫して、この規定を以て処罰があった事実は確認できていない。
そのためもあってか、司法当局が以前尖閣諸島に右翼団体が上陸して示威行動を行った際にもこれを適用せずに「退去をお願いする」という
態度をとった。まぁ、徒に中国を刺激することを避けたということでもありますが、この法文を適用することで尖閣諸島が日中間における
係争地であることを鮮明にしたく無いという考えなのだろうと思います。

国家の意思で戦争をするというのであれば別ですが、国家として国家間の紛議に対して武力の不行使を規定する憲法が手かせ足かせになっている状態では個人の資格であっても国家関係を複雑にするような行為は行ってもらっては困るということに尽きるのです。

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