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2010年12月 5日 (日)

開いた口がふさがらない時

「仙谷由人官房長官は16日午前の記者会見で、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像流出を巡り、関与を認めた海上保安官の逮捕が見送られたことについて「私の立場として申し上げることは何もない。逮捕という手段を昨日の段階で取らなかっただけで、罪になるかならないかは分からない」と捜査を見守る考えを示した。一方、海上保安官が「国民に見てほしかった。私の行動は正しいと思う」とコメントしたことについては「司法警察員としての身分を持つ人が資料を流出させて、国民に見てもらいたいなんて、私は想像できない。捜査資料を流出する捜査機関を(国民が)信用できるのか」と厳しく批判した。」

今回の海上保安官の逮捕に関して、最高検察庁は神戸地検に対して厳罰で臨めと指示を出していたそうです。しかし神戸地検はそれに抗して逮捕を保留する方針に固執しました。これはある意味で最高検への抵抗ですから、上を向いている人なら遠慮したい判断です。

そうまでして、今回の判断をしたのは、政治介入を避けて、検察の独立性を保とうとする動きに出ているのだとしたら、それは沖縄地検の屈辱への反応だと云えるでしょう、

仙石官房長官は、その指揮をした人物ですから、検察に裏切られたようなものでして、そりゃ面白くないでしょうね。

でも、考えてみて下さい。

あの事件が起きた直後に、ビデオを公開して、マスコミに流していたら、中国だって一応は文句はいえども、逮捕と送検までは何にも言わなかったでしょう。その後で暫くしてから国外追放にでもしていれば、騒動は大きくならず、誰も面子を潰さなかったろうに。

何事も全体像を見ずに、その場凌ぎをしたら何とかなるなんて言う事が、外交問題である筈がないのに、この人は補佐すべき管総理にそうさせたんですから、この問題が終息したら詰め腹でも、追い腹でも斬らないと男が廃ります。

まあ、革命家なんてのは命懸けの信念がないとできないのに、この国と来たら革命家も素人ですからね。

あぁーあ!

さて、今回の漏洩事件で世論は、海上保安官に同情的でした。沢山の部内者が見られた代物ですから、これは確かに送検も難しいでしょう。しかし、これが悪しき前例になった時に、世論はまた支持するとは限りません。だからこそ、法律があるのです。

法に従って粛々と手続き通りに処理をすることは、だからこそ大事なのです。

それを政治判断という手法で枉げたのは誰でしたでしょう?

政治主導というのは、ルールを枉げる事じゃありません。ルールを新たな視点で解釈して、政治思想に基づいて再構築することなのです。弁護士という法律の専門家が横車を押して、その結果が日本の政官界の大混乱。中国にしたら、これは瓢箪から駒の気持ちでしょう。

後世の歴史家が、彼を裁くのは何時の日になりますかね。

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コメント

そうですね、それこそ歴史書に「過去に日本国という国家があった」などと書かれることがないことを祈りたいと思います。

異邦人さん

後世の歴史家に「むかし、カルタゴと日本という商人により栄えた国があった」といわれたくはないですね。

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