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2011年9月12日 (月)

歴史の分岐点に差し掛かってる

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1739346&media_id=2

「2001年9月11日の米同時多発テロから10年を迎えた11日、全米各地で追悼式典が開かれ、厳戒態勢の中、オバマ米大統領ら参列者が日本人24人を含む2977人の犠牲者を慰霊した。米国が世界を巻き込む形で推し進めてきた「テロとの戦い」10年の節目にあたり、オバマ大統領は「我々はテロに打ち勝ったと記憶されるだろう」と成果を強調。7月から開始したアフガニスタン駐留米軍の撤収などを踏まえ、「戦争の10年」から「平和な未来」への転換を訴えた。」

この10年の間、アメリカが対テロ戦争で失った(戦死した)兵員の数は約7千人。使った戦費は100兆円。これはベトナム戦争の時に失った兵員数、約5万6千人の8分の1ほど。戦費の方は武器のハイテク化や物価の違いを考慮したら、比較すること自体が無意味ですので割愛します。

アルカィダは、アメリカ人など3千名をテロで葬ることで、アメリカに倍以上の犠牲者を強いたともいえます。キルレシオという考え方に立つと、これじゃアメリカの負けです。

しかも、アメリカはこの10年で、世界の警察から、アメリカの警察になりつつあります。その軍事力の内極化は、既に外征軍としてのアメリカ軍の姿を変質させつつあります。

オバマ大統領の云う「平和な未来」とは、軍事力の削減による軍備の縮小を実現して、危機的な経済状況を改善したいという願望です。表向きは、外征軍としてのハイテク緊急展開部隊は維持されます。しかし、一国と戦争をして、占領してしまうような戦力はもう持たない。国家戦争は、国連軍なり多国籍軍としてアメリカが参加する戦争に変貌させる。そういう宣言とも読めてしまいます。

それくらいアメリカは内向きになっています。 大変不謹慎な例えで恐縮ですが、アメリカはモンロー主義に例えられるように、躁鬱気質のある国家ですから、再び国を閉ざしてしまい、国際社会に対して不干渉主義に切り替わる可能性も大いにあると思います。これまで、そうさせないでいた理由は経済活動を優先させてきたからですが、重工業も含めた生産拠点は国内から大半が失われ、金融商品による経済活動もサブプライムバブルの崩壊で弾けてしまいました。ITバブルを再びという甘い時代でもありません。

そういう分析の視点にオバマ大統領が立つとしたら、軍事大国の看板を外さないにしても、全世界に駐屯し、有事に備えるよりも、国内から機動力を高めた態勢で、有事に出て行く方が予算は安上がりになるという試算を信じたくなるのは道理だと思います。

振り返れば、これまでの20年、世界はアメリカというスーパー軍事大国が他の軍事大国を圧倒してきた時代でした。しかし、このバランスが崩れて、ワントップからスリートップやフォートップになる時代になると云うことは、必ず覇権を争う時が一度は訪れると云うことです。しかも、その一翼は中国という徳治主義のご都合国家が担い、ヨーロッパではEU=NATO軍という連合軍が分担をするのは自明です。

しかも、これからの戦いの大半、組織立っていないテロリストという幽霊のような集団を相手にする戦いです。犯罪が根絶できないように、テロリストも対処療法で対応するには長く辛く、地道な戦いを続ける根気が必要になります。この手の戦いに一番不向きな国家がアメリカです。

当たり前の話ですが、自国は自分で守るしかありません。日本が本当の意味で独立を求められる時代が、もうすぐ開かれようとしています。

これからの日本人の選択が、日本の未来を決めるのは確かです。

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