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2011年9月 8日 (木)

事件の根底に人種・宗教差別あり

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1737403&media_id=20

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「アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)は8日、7月に南部ウルズガン州で起きた旧支配勢力タリバンとの戦闘中に、英BBC放送のアフガン人記者を敵と誤り、射殺していたと発表した。州都タリンコートで7月28日、州知事庁舎などを狙ったタリバンの襲撃事件が発生。現場で逃げ遅れたアフガン人記者(25)が建物内に身を潜めていたところ、突入してきたISAF軍の米兵がタリバンの自爆犯と誤認して銃撃し、死亡させたという。」

報道機関にしても、情報機関の工作員にしても、現地人が採用されるのは珍しい事ではありません。しかし、アメリカ人の中でそれは非常識という意識が形成されているから、こういう事件が起きてしまったのでは無いでしょうか?

皆さんは、アメリカで最近、テロを起こしそうな人物を見掛けたら、地元の警察なりFBIへ密告する場合、それが誤りであっても免責にされるという法律が成立したのをご存じですか。お陰でアラブ系のアメリカ人は誤報による捜査で人権侵害を受ける場合も出てきているそうですが、それは国家安全保障の法律の下では、大を生かすためには小を殺すしか無いという大多数の国民の合意によるとされています。無論これは建前です。実際のところは、白人による有色民族への蔑視観による合意形成があったと云われても仕方がありません。

まぁ、それがアングロサクソンの本音でしょう。

無論、アメリカが元来こういう社会であった訳ではありません。全てを変えたのは、今年で10年になる9.11の事件があったからです。あの事件の衝撃がアメリカ社会を密告社会へ10年掛けて変えてしまったとも云えるでしょう。それほど、アメリカ社会は国内でのテロに衝撃を受けたのです。

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さらに、アメリカの兵士は、対テロ戦争という名目の元で行われたイラク戦争、アフガン戦争で、アラブ系の兵士やテロリストを相手にしてきました。仕掛け爆弾や自爆攻撃によって多くの仲間を失ってきた体験が染み付いています。

アメリカ軍の兵士もアメリカ市民も、アラブ人が怖いという先入観が強くある中で起きたのが、記事の事件です。アメリカ人って案外単純で民度が低いと思わないで下さい。

これは関東大震災で朝鮮人が被災者の日本人に虐殺同然に殺されたのと似た集団心理です。(ただし、朝鮮人に間違われて殺された日本人が多く居たことも付け加えておきます。)こういう心理は、日本社会の中では過去の話ではありません。北朝鮮による日本人の拉致事件が発覚した頃、日本でも在日朝鮮・韓国人への嫌がらせが多発したのは記憶に新しいところ。けして、アメリカ社会だけが抱える特殊な事態ではないのです。

実際、福島県産のお米が売れないなんて云う非科学的な事態が、21世紀の日本で当然のようにまかり通るんですから、本当に笑えません。


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