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2013年6月 5日 (水)

新世紀の艦載砲はABC

イージス艦は本来、空母群の防空担当艦として生まれました。しかし技術革新の成果として対弾道ミサイル迎撃という任務も兼ねることが出来るようになります。具体的にはイージスシステムのセンサー系での潜在能力を引き出すプログラムと、SM-3(RIM-161 Standard Missile 3)という艦船発射型弾道弾迎撃ミサイルの配備でした。(裏の事情としては今の米海軍の空母に攻撃を掛けられる国がいないので、その高性能を活かす道が必要だったのですが。)

弾道ミサイル迎撃能力は年々向上をしているのですが、その改修には一隻あたりで4,500から5,500万USドルも掛かります。さらに、ミサイルは一発2,000~2,400万USドルと高額です。ICBMは更に高額ですが、こう世界中に弾道ミサイル技術と核兵器の製造技術が流失してしまっては、安価なICBMをバカスカ発射する国だって出現しかねません。

そこで米軍が開発に血道をあげているのがレーザー兵器です。海軍研究所(ONR)では固体レーザー技術改善プログラムを進め、実用化を急いでいます。しかも来年から艦載する予定だそうです。この艦載レーザーを米海軍では「LaWS」(Laser Weapons System)と呼んでいます。その構造は6本のレーザー砲を一点に集中することで必要とする能力を引き出しています。

かって世界の海軍は艦載砲の大きさで覇権を競いました。時代が変わり、対艦ミサイルの性能を競い合いましたが、これからはレーザー砲の性能を競い合う時代になるようです。レーザー砲は対空や対艦、対弾道ミサイルなど多機能性があります。さらにミサイルよりも一発あたりのコストは安価です。設置費用は高価ですが、運用費用は安上がりとなると、米海軍が飛びつくのも道理です。

さて、我が海上自衛隊はどうするのでしょうか?

米軍では空軍も戦闘機搭載型の小型レーザー砲を開発中ですし、陸軍も地上発射型のレーザー兵器を開発中。その内、小銃もレーザーになるのかも。

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