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2013年6月26日 (水)

今時の勝ち組には無理な仕事

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2481114

「大阪市立小中学校で今年度から導入された校長の全国公募に応募し、4月に民間人校長として就任した市立南港緑小学校(住之江区)の千葉貴樹校長(38)が25日、「私が力を発揮できる場所とは違う」と述べ、同日付で退職した。この日の市教育委員会議で退職を承認された千葉氏は、同小で記者会見。複数の外資系証券会社に10年以上の勤務経験があるという千葉氏は、「経験を生かし、英語教育に力を入れたいとアピールしたが、今の学校の課題は基礎学力の向上だった。英語教育に力を注げる環境ではなかった」と説明した。また、採用過程で市教委側と意見交換する機会が少なかったことに不満を述べ、「若いからといって、各学年1学級しかない小規模校に配属され、給料も経歴に関係なく最低級。年功序列だ」と批判。自らの退職による混乱については「何も不祥事は起こしていないし、謝罪することではない」と語り、児童に対する思いを問われ、「申し訳ないという気持ちではなく、残念な気持ち」と話した。」

教育現場というのは、専門職の世界で、大変閉ざされた社会です。業務内容も教育関係法の範囲内でしか工夫が出来ませんし、年々減らされている予算という制限もあって、お金を掛けた何かも出来ません。

そういう世界の中で、社会人経験者として新たな視点で教育現場に一石を投じ、改革を目指すのが民間人校長の採用の主旨だと思うのですが、どうも千葉氏は勘違いをされてるようで、自分が一国一城の主として主導権を持って仕事をする的な野望(?)で空回りされたようです。正直、10年程度の証券会社での経験だけで校長という仕事が出来ると思う、その発想自体が不向きな人物だった気がします。

しかも記者会見では、

○小規模校に配属された→私の実力だと大規模校が相応しいのに
○給料が安い→私が証券会社で幾ら貰っていたと思う、馬鹿にしてる
○年功序列だ→校長の私が一番偉いのに

という理由を並べて不満を露わにしたところからみて、大きな勘違をしていた人なのだと判ります。早い話、民間人校長に選ばれたという箔をつけたかった、単なる目立ちたがり屋的な人物だったようです。

現場の経験から言わせて貰えれば、小規模校は、生徒数も少なく、教員数も少ないのですから、まとめやすい訳です。それだけ自分の色が出しやすい。あとは自分が教員を引っ張っていくリーダーシップ力(人望と徳望)に掛かってると思いますけどね。基礎学力を向上させ、英語力の基礎も身に付けさせると云うのはやりがいのある仕事だと思いますけど。

給料が安いのは公務員なのですから当然です。安い安いと言っても、校長の最低給です。年収で600万円ほどはあったでしょう。最初からそれを提示されていたは筈で何を今更なんでしょう。

年功序列にしても、公務員の世界は年功序列。これも何を今更ですけど。

そういう風に並べてみると、千葉氏は証券会社で勝ち組だったという過去の実績をプライドに、ひたすら校長という立場の不平を並べ、文句だけ云って逃げ出したという風にしか見えませんけどね。無意味なプライドは何の利も生みませんが、其処に気付かない限り、この方はそう大した人物には成れないでしょうね。

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