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2013年8月24日 (土)

大阪の地下鉄になぜか多い長い駅名のナゾ

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=2514090

「大阪市営地下鉄にみられる特徴のひとつに、「長い駅名が多い」という点が挙げられる。日本一長い駅名があるというわけではないが、少なくとも誰もが一見して「長い駅名だなぁ」と感じるものがやたらと多く存在する。」

大阪や京都界隈は歴史が2000年はありますから、そんな歴史に裏打ちされた地名も沢山あります。以下はその一例です。大阪に住んでいる人は、どれも何を今更なのですが、余所者には全く読めない地名もあるのではと思います。

大開(おおひらき)- 大阪市福島区
夢洲(ゆめしま)- 大阪市此花区
立売堀(いたちぼり)- 大阪市西区
靱(うつぼ) - 大阪市西区
波除(なみよけ)- 大阪市港区
伶人町(れいにんちょう)- 大阪市天王寺区
浪速(なにわ)- 大阪市浪速区
御幣島(みてじま)- 大阪市西淀川区
柴島(くにじま)- 大阪市東淀川区
大桐(だいどう)- 大阪市東淀川区
新喜多(しぎた)- 大阪市城東区、東大阪市
鴫野(しぎの)- 大阪市城東区
放出(はなてん)- 大阪市城東区、鶴見区
河堀口(こぼれぐち)- 大阪市阿倍野区
我孫子(あびこ)- 大阪市住吉区、泉大津市
遠里小野(おりおの)- 大阪市住吉区、堺市堺区
依羅(よさみ)- 大阪市住吉区
千躰(せんたい)- 大阪市住吉区
杭全(くまた)- 大阪市東住吉区
住道矢田(すんじやた)- 大阪市東住吉区
百済(くだら)- 大阪市東住吉区
楠珺社(なんくんしゃ)- 大阪市住吉区
聖天下(しょうてんした)- 大阪市西成区
天下茶屋(てんがちゃや)- 大阪市西成区
十三(じゅうそう)- 大阪市淀川区
新高(にいたか)- 大阪市淀川区
茨田大宮(まったおおみや)- 大阪市鶴見区※昔はまんだおおみやと読んだ。
安立(あんりゅう)- 大阪市住之江区
瓜破(うりわり)- 大阪市平野区
喜連(きれ)- 大阪市平野区
加美鞍作(かみくらつくり)-大阪市平野区
天満(てんま)- 大阪市北区
兎我野町(とがのちょう)- 大阪市北区
長柄(ながら)- 大阪市北区
浪花町(なにわちょう)- 大阪市北区
道修町(どしょうまち)- 大阪市中央区
丼池(どぶいけ)- 大阪市中央区



これ以外にもまず読めないのが「高龗(たかおがみ) - 貝塚市」でしょう。「龗」の字を拡大すると、こういう風になります。



この字を何と読むかというと「おかみ」と読みます。「龍」という字の原型はこの字だと云われています。元々中国から入ってきたのですが、その際に雨の神様・水の神様という風に伝わった為に、元々の日本の水神だった「淤加美神(おかみのかみ)」を現す文字とされるようになり、日本書紀では「高龗神((たかおかみのかみ)」と表記されています。ちなみに古事記では「闇淤加美神(くらおかみのかみ)」と書かれています。火の神カグツチ(火之夜藝速男神(ひのやぎはやを))を産んだイザナミが陰部を火傷して死んでしまい、激怒したイザナギがカグツチを切り捨てた剣の柄から滴った血から生じた神とされています。同じく水神の「罔象女神(みづはのめのかみ)」は、そのとき死んだイザナミの尿から生じた神です。

「高龗神((たかおかみのかみ)」と「罔象女神(みづはのめのかみ)」は混同されていたり、共に祭神となっていたりするので、覚えて於いて損はありません。

水は水田で米を作る我が国では必要不可欠なものです。湧き水も豊かな我が国ですが、雨水も大切です。その雨水をもたらす神が「龗」です。龍は雷の稲妻を想起させ、龍を見れば雨が降ると信じていた時代もありました。そのため御祭神として祀られている神社は多く、有名なのは京都の「貴船神社」などがあります。貴船神社の総本社は「大和(おおやまと)神社」の摂社「高龗神社」であるのは当然です。治水を祈願することから九頭龍信仰と同一見されることがあり、「九頭神社」「戸隠神社」の御祭神であることも多いです。また神仏習合で真言密教と結びついたことで、善女龍王と紐づけられて「善女龍王社」や「龍王社」といった扁額が掲げられている神社もあるので、注意して見てみましょう。

話しは遠回りしましたが、貝塚市にも「高龗神社」があるのは書くまでもありません。

○全国初、2つの地名が合体した「西中島南方」

大阪地下鉄のメインラインとなる御堂筋線には、「西中島南方(にしなかじまみなみがた)」駅という、仮名表記で11文字にもなる駅名がある。新幹線・新大阪駅の近くにあり、2つの方角が混在しているような駅名を奇異に感じる人もいるようだ。この駅は阪急電車の「南方(みなみかた)」駅と連絡しており、最初はこの御堂筋線の方も「南方」駅となる予定だった。しかし、実際の駅の所在地が西中島町内であったため、「西中島」駅と「南方」駅、2つの駅名候補で論争が起こる。そして最終的に、どちらの主張も立てる形で両方を合わせた「西中島南方」駅に決定。これは、全国で初めて2つの地名を合体させた駅名と言われている。

○「四天王寺前」と「夕陽ケ丘」の争い

大阪の地下鉄駅名の中で、漢字表記・仮名表記どちらにおいても最も長いのが「四天王寺前夕陽ヶ丘(してんのうじまえゆうひがおか)」駅。谷町線という路線にある駅だ。この駅は地上で見ると夕陽丘町に接する場所に位置しており、当初はその町名をとって「夕陽ヶ丘」駅と命名される予定であった。しかし、駅からほど近いところに、かの聖徳太子が建立した四天王寺という寺院がある。四天王寺と言えば日本最古の本格的仏教寺院として、日本史の教科書にも必ず登場する歴史的建造物だ。そこで、全国から参詣者が集まるこの名所を駅名にするべきではないかという意見が浮上し、開業直前に「四天王寺前」駅という名前が最有力候補となった。ところが、「夕陽丘」を駅名に推す地元住民からの強い反発があり、結局「四天王寺前(夕陽ヶ丘)」と表記することに決定。社内アナウンスも「してんのうじまえ・ゆうひがおか」と呼んでいた。そして年月は流れて平成11年(1999)。同じ大阪市営地下鉄の別路線に「大阪ドーム前千代崎(現在はドーム前千代崎)」という駅が開業し、切符などに文字数の多い駅名が記載できるようシステムが改良される。これを機に「四天王寺前(夕陽ヶ丘)」のカッコが外され、「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅が正式名称となった。28年にも及ぶ地元住民の念願がついにかなったわけだ。「夕陽ヶ丘」なんて新興住宅地などによくある名前に、なぜそこまでこだわるのか?と疑問に思うかもしれないが、この大阪市天王寺区の夕陽丘はそれらとはちょっとわけが違う。中世の頃までの大阪湾は、現在の天王寺区を含む上町台地のすぐ西側まで海が迫っており、この夕陽丘の辺りは大阪湾に沈む夕日を眺める絶好のビューポイントだった。新古今和歌集の撰者のひとりでもある鎌倉時代初期の歌人・藤原家隆は晩年をこの地で過ごし、その住居を「夕陽庵(せきようあん)」と呼んだ。これが夕陽丘という地名の由来と言われており、また、幕末の国学者・伊達宗広も、藤原家隆に倣(なら)って住居を構えたこの地を「夕日岡(ゆうひのおか)」と命名している。いわば日本における元祖“夕日の見える丘”という歴史を持っており、それゆえ「そんな由緒ある地名を外して、少し離れた四天王寺を駅名にするとは何事か!」と地元住民は憤慨したのだ。

○2つの地域の言い分を尊重した苦肉の策

地下鉄は幹線道路の地下に敷かれることが多く、したがって隣接する町や区の境に駅が位置することが多い。大阪市営地下鉄は、先述の「四天王寺前夕陽ケ丘」駅の駅名論争があって以降、2つの地名を合体させて両地域住民を満足させる手法を多く取るようになり、その結果、こうした駅名が多くなっているわけだ。ただでさえ難読地名の多い大阪において、こうした2つの地名合成の駅名が多いことに、「地下鉄の駅名も分かりづらいものが多い」という声はもちろん沢山ある。

*「関目高殿(せきめたかどの)駅」

「関目」駅として開業。しかし、地元自治会の要望によって「関目(高殿)」駅と表記され、車内アナウンスでも「関目・高殿」呼ばれるようになる。そして平成9年(1997)、「関目高殿」駅が正式名称になった。「四天王寺前夕陽ケ丘」駅パターンの前例とも言えるが、同駅のような長期間の論争にはなっていない。

*「千林大宮(せんばやしおおみや)駅」

開業前は駅の東側が森小路町、西側が大宮町であったが、住居標示変更で森小路の一部が千林となったため、「千林大宮」駅として開業。ただし、駅の大部分は森小路に含まれており、駅の所在地も森小路2丁目となっているのだが、不思議と森小路側からの反対はなかったよう。

*「太子橋今市(たいしばしいまいち)駅」

もともと2つあった市電の停留所「太子橋」と「今市」を統合して誕生。

*「駒川中野(こまがわなかの)駅」

南海平野線(現在は廃線)の駒川町駅と中野駅の中間地点に位置し、計画時は「駒川」駅の予定だった。しかし、中野側から反対意見が出たため、2つを合体した。



私は昔昔、大阪工業大学の付属高校で教えてましたので、谷町線には随分お世話になりました。関目高殿や千林大宮もよく知っています。また、阪急の上新庄からバスで通うこともあって、太子橋今市にも土地勘があります。さらに自分が通学していた高校は夕陽丘の近くだし、教えに云っていた予備校は西中島南方の近くと、何だか自分のテリトリーの話しのように記事を読んでしまいました。

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